有名な都市伝説『口裂け女』についていろいろとまとめてみた
有名な都市伝説として『口裂け女』がありますよね。
自分が子供だった1990年代後半の時にも周りで口裂け女の話があって、
「ポマード!」
と言えば被害に合わなくて済む…なんて話をよく友達としていたりしました(^^;)
そんな『口裂け女』の概要や歴史についてまとめてみたいともいます!
口裂け女の概要
口元を完全に隠すほどのマスクをした、赤いロングコートを着た若い女性が、学校帰りの子供に
「私、キレイ?」
と訊ねてきて、
「キレイ」
と答えると
「これでも?」
と言いながらマスクを外して耳元まで大きく裂けていた口を見せてきて、
「キレイじゃない」
と答えると包丁や鋏で斬り殺されてしまう…という都市伝説です。
ちなみに口裂け女に遭遇したら、“ポマード”を3回唱えたり、ポマードそのものを投げつけると逃げていく…なんて話もあります。
口裂け女の口が耳元まで避けている理由としては、整形が失敗したから…というものがありますが、これは1970年代後半に美容整形が流行ったのが背景として挙げられます。
ポマードが苦手…というのは、その美容整形をした医者が髪にポマードをつけていて、それがトラウマとして残っているから…という話もあります。
口裂け女の歴史
そんな口裂け女の歴史は意外と古く、1978年12月の岐阜県での噂が発祥とされています。
当時は小中学生にとって恐怖の対象であり、パトカーの出動騒動や、集団下校などもあったほどの事象が起きました。
1979年6月には、姫路市の25歳の女がいたずらで口裂け女の格好をし、包丁を持ってうろついて銃刀法違反容疑で逮捕された事例もあったそうです。
世間を恐怖に陥れた“口裂け女”の噂ですが、1979年8月頃には噂も沈静化していったとされています。
噂が沈静化した背景としては、夏休みに入ったことで子供達が学校や塾などで噂をしなくなったことが理由の一つとして挙げられています。
口裂け女の元々の出どころ
そんな口裂け女の都市伝説、元々は我が子を塾に行かせたくなかった親御さんの作り話が発端という話があります。
1970年代後半というと子供を塾に行かせたり、塾に行きたいという子供が増えた時期でもあります。
ただ、塾に行かせるお金がなかった親御さんが、自分の子供を塾に行かせたくなかったために口裂け女の話をし、そこが発端となって子供から子供に噂が伝達していって全国に噂が広まった…という話があります。
まとめ
世間を恐怖に陥れた都市伝説『口裂け女』も、話の出どころが塾に行かせたくなかった親御さんか考えた作り話…と考えると、都市伝説ができた背景としてはなかなか面白いなぁ、と思いました(^^)
意外とそういった都市伝説って他にもあるのかな?と思うと、他の都市伝説についても調べてみたいな、と思う次第です!