「は・か・た・の・しお♪」というCMで有名な伯方の塩ですが、実は「福岡県の博多で作られている塩」と思っている人も少なくありません(゜o゜)
ですが実際には、名前の由来や誕生の背景には、日本の塩づくりの歴史が深く関係しています。
今回は、「伯方の塩」の起源や名前の由来、さらに一般的な塩との違いについても分かりやすくまとめていきます!
伯方の塩の起源とは?
「伯方の塩」が誕生した背景には、日本の塩事情の大きな変化がありました。
1971年、日本ではそれまで行われていた「塩田」による塩づくりが廃止されることになります。
それまで日本では、海水を塩田にまいて太陽と風で水分を飛ばし、塩を作る方法が主流でした。
ですが、効率化や工業化の流れの中で、イオン交換膜製塩法という新しい製法へ切り替わっていったのです。
しかし、その結果として「昔ながらの自然な味の塩が減ってしまった」と感じる人も増えていきました。
そこで1973年、愛媛県の伯方島を拠点として、「自然塩に近い味わいの塩を復活させたい」という思いから誕生したのが「伯方の塩」だったのです。
現在では、輸入した天日塩を日本の海水で溶かし、再結晶化する「溶解再製塩」という方法で製造されています。
「伯方の塩」という名前の由来
「伯方の塩」という名前を聞くと、福岡県の博多をイメージする方も多いですが、実際は違います。
名前の由来となっているのは、愛媛県今治市にある伯方島です。
この「伯方」は昔から塩づくりが盛んな地域として知られていました。
瀬戸内海は雨が少なく、潮の流れも穏やかなため、古くから製塩業に適した土地だったのです。
その地域名をブランド名として採用したことで、「伯方の塩」という名称になりました。
ちなみに、「博多の塩」と勘違いされることが非常に多く、CMでもあえて印象的なフレーズにすることで全国的な知名度を高めていったとも言われています!
伯方の塩と他の塩との違い
「伯方の塩」は、一般的な食塩と比べると、味や製法に違いがあります。
一般的な食塩との違い
一般的な食塩は、塩化ナトリウムの純度を高くして作られているものが多く、比較的シャープで強い塩味が特徴です。
一方で「伯方の塩」は、にがり成分(マグネシウムやカルシウムなど)を適度に含んでいます。
そのため、塩味の中にもまろやかさや旨味を感じやすいのが特徴です。
料理に使うと、単純に「しょっぱい」だけでなく、素材の味を引き立てやすいと言われています。
製法の違い
一般的な精製塩は、工業的に効率よく大量生産されることが多いです。
一方、「伯方の塩」は天日塩をベースに、日本の海水で溶かして再結晶化する工程を取り入れています。
完全な天然塩ではありませんが、自然塩に近い風味を目指している点が大きな特徴です。
用途による違い
一般的な食塩は、加工食品や大量調理など幅広く使用されています。
対して「伯方の塩」は、
- おにぎり
- 焼き魚
- 天ぷら
- ステーキ
- 浅漬け
など、塩そのものの味が目立つ料理で好まれることが多いです。
シンプルな料理ほど、塩の違いが分かりやすいとも言われています!
まとめ
「伯方の塩」は、単なる有名な塩ブランドというだけではなく、日本の伝統的な塩づくり文化を現代へつなぐ存在として誕生しました。
名前の由来は福岡の「博多」ではなく、愛媛県の伯方島だったのですね!
また、一般的な食塩と比べると、まろやかな味わいや自然塩に近い風味が特徴で、料理好きな人からも高く支持されています。
今後スーパーで「伯方の塩」を見かけた時は、ぜひその歴史や背景も思い出してみてくださいね(๑•̀ㅂ•́)و✧





