ソニックブームとは?「音速を超えるとドン!と聞こえる現象」をわかりやすく解説!

 飛行機や戦闘機の映像などで、「音速を超えると大きな衝撃音がする」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

この現象は一般的に「ソニックブーム(Sonic Boom)」と呼ばれています。

まるで爆発音のような「ドン!」という音が突然響くため、初めて聞くと驚く人も少なくありません。

今回は、そんなソニックブームについて、「なぜ発生するのか」「音速とは何なのか」などをわかりやすくまとめていきます。

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ソニックブームとは?

 ソニックブームとは、飛行機などが「音速」を超えた際に発生する衝撃波による爆音現象のことです。

日本語では「衝撃音」や「超音速衝撃波」と呼ばれることもあります。

特に戦闘機などの超音速飛行時に発生することで有名です。

そもそも「音速」って何?

 音速とは、「音が空気中を伝わる速さ」のことです。

空気の温度などによって多少変化しますが、一般的には時速約1225km前後と言われています。

つまり、飛行機がこれより速く飛ぶと「音より速い状態」になるわけです。

通常の飛行機は音速以下

 一般的な旅客機は、通常は音速を超えない速度で飛行しています。

一方、戦闘機などは超音速飛行できる機体も多く存在しています。

なぜ「ドン!」という音がするの?

 ソニックブーム最大の特徴が、突然鳴る大きな衝撃音です。

音より速く進むことで衝撃波が発生する

 通常、飛行機が飛ぶと周囲に音が広がっていきます。

しかし、飛行機自体が音より速く進むと、音の波を追い越してしまいます。

すると、空気が強く押し固められ、「衝撃波」が発生します。

この衝撃波が地上に届いた時、「ドン!」という大きな音として聞こえるのです。

“音速を超えた瞬間だけ”ではない

 よく「音速を超える瞬間にだけ音が鳴る」と思われがちですが、実際には超音速飛行している間は衝撃波が発生し続けています。

その衝撃波が地上に届くことで、通過地点周辺でソニックブームが聞こえます。

ソニックブームは危険なの?

 通常のソニックブームで人体に大きな危険があるケースは少ないとされています。

ただし、かなり大きな音になるため、驚いたり振動を感じたりすることがあります。

窓ガラスが揺れることもある

 強いソニックブームでは、窓ガラスが揺れることがあります。

過去には「爆発かと思った」という通報が相次いだケースもありました。

そのため陸地上では制限されることも

 騒音問題の関係で、超音速飛行が制限されている地域もあります。

特に市街地上空では、ソニックブーム対策として超音速飛行禁止ルールが設けられている場合があります。

有名だった超音速旅客機「コンコルド」

 ソニックブームと聞いて、「コンコルド」を思い浮かべる人もいるかもしれません。

音速を超える旅客機だった

 コンコルドは、かつて運航されていた超音速旅客機です

通常の旅客機よりはるかに速く飛行でき、大西洋横断時間を大幅短縮できることで話題になりました。

ソニックブーム問題も抱えていた

 しかし、超音速飛行によるソニックブーム問題もあり、飛行ルート制限などが存在していました。

その後、燃費やコスト問題なども重なり、運航終了となりました。

現在も研究は続いている

 現在でも、「静かな超音速機」の研究は世界各国で進められています。

ソニックブームを小さく抑えられれば、再び超音速旅客機時代が来るのではないかとも言われています。

NASAなどでも研究が進められており、将来的な実用化に期待する声もあります。

まとめ

 ソニックブームとは、飛行機などが音速を超えた際に発生する衝撃波による爆音現象のことです。

飛行機が音より速く進むことで空気が押し固められ、その衝撃波が「ドン!」という音として聞こえます。

戦闘機や超音速機で有名な現象ですが、騒音問題もあるため、現在でもさまざまな研究が続けられています。

普段何気なく耳にする「音速」や「ソニックブーム」という言葉にも、実は奥深い科学の仕組みが隠されているのかもしれません。