サッカーボールの色が白黒になった意外な理由とは??
今でこそ試合では様々な色が使われているサッカーボールですが、自分がまだ子供だった20年ぐらい前は白黒のサッカーボールが主流でした。
が、このサッカーボール、最初から白黒だった訳ではない…ということがわかりました…!
では何故白黒のサッカーボールがポピュラーになったのか?と気になり、今回調べてみました!
元々のサッカーボールの色とは?
先ほども書いたように、サッカーボールは最初から白黒だった訳ではありません。
サッカーの歴史は1800年代後半からと言われています。
当時、革といえば茶色の革が一般的だったため、サッカーボールも例外なく茶色の革が使用されていました。
そのため、1930年に開催されたワールドカップ第1回大会で使用されていたサッカーボールは茶色だったのです。
ではなんでサッカーボールは白黒になったの?
では、いつ頃からサッカーボールに白黒の革が使われるようになったのでしょうか。
白黒のサッカーボールが誕生した背景には、実は日本が関係していたりします!
日本には土のグラウンドしかなかったため
サッカーが日本で普及し始めた1960年代当時、日本には土のグラウンドしかありませんでした。
そのため、茶色のボールだとグラウンドの土と同化してしまい、ボールが見えづらいという問題があったそうです。
それを解決するために、日本のスポーツメーカー・モルテンが白黒の革を使ったサッカーボールを開発し、これが日本で普及していきました。
白黒テレビでもボールを見えるようにするため
そして、当時はテレビが普及し始めていた時代でもありました。
ただし、ここで問題が起きます。
当時は白黒テレビが主流だったので、サッカー中継を観ても茶色の革が使われていた当時のサッカーボールだと見えにくいという問題がでてきたのです。
そこで、モルテンが開発した白黒のサッカーボールをサッカー中継の試合でも使ってみることにしました。
すると白く飛んで見えづらかった茶色のサッカーボールと違い、白黒のボールはテレビ画面でもハッキリ見ることができたのです!
そのこともあって、1970年に開催されたメキシコワールドカップでは公式試合球として白黒のサッカーボールが使用されることとなりました。
そういった経緯もあり、白黒のサッカーボールが定着していきました。
まとめ
以上がサッカーボールの色が白黒になった理由でした!
サッカーボールが最初は茶色の革が使われていたというのも今まで知りませんでしたし、何より日本のスポーツメーカーが白黒のサッカーボールを開発した…というのは驚きました!
今では日本人選手も海外に多く旅立っていますが、白黒のサッカーボールが世界に広まっていったのも日本が発端だった、と考えると嬉しくなりますね(^^)