サンタクロースのモデルになった人物や服が赤い理由とは??
ちょっと季節外れではありますが、クリスマスといえばサンタクロースが子供たちにプレゼントをあげることが風物詩として有名ですよね!
このサンタクロース、モデルになった人物がいたということをご存知でしょうか。
そして今では赤い服がデフォルトのサンタクロース、昔は赤い服じゃないサンタクロースもいたということをご存知でしょうか。
そこで今回はサンタクロースのモデルとなった人物や、赤の服がデフォルトとなった理由などについてお話したいと思います!
目次
サンタクロースのモデルとなった人物とは?
サンタクロースのモデルとなった人物は、4世紀頃にいた聖ニコラスです。
聖ニコラスは恵まれない子供達や貧しい人々に施しをしていた司祭でした。
ちなみにニコラスは英語読みであり、オランダ語読みでシンタクロースと呼ばれていて、これがサンタクロースの語源となっているとか!
そして14世紀頃からニコラスの命日である12月6日にニコラスを祝う祭りとして“シンタクロース祭”が行われるようになりました。
そんなニコラスには以下のような逸話があります。
これを知ったニコラスは、その三人娘を助けるために煙突から銀貨を投げ入れました。
ニコラスが投げ入れた銀貨は暖炉の下で乾かしていた靴下の中に入り、家族は娘達を売りに出す必要がなくなったのです。
この逸話を元に、シンタクロース祭では枕元に吊した靴下に翌朝お菓子が入っているという風習を行うようになり、これが元となってクリスマスには靴下にプレゼントが入っているという風習ができたそうです(^^)
サンタクロースの服が赤い理由とは?
ちなみにサンタクロースの赤い服は、1800年代の終わり頃までは一般的には定着していませんでした。
それまでは緑色や紫、茶色などといった様々な色の服をサンタクロースは着ていたとされています。
では何故、現在ではサンタクロースの服が赤になったのか?
これには以下のような理由があるそうです。
元々はシンタクロース祭で着る司教服がモデル
聖人の命日の時に着る司教服が赤であり、シンタクロース祭の時にも赤の司教服を着てお祝いをしていました。
これがサンタクロースの服が赤となった元々の理由となっているとか。
絵に描かれていたサンタの服が赤かったことが知れ渡るように
その後、1860年代にアメリカでイラストレーターとして活躍していたトーマス・ナストが描いていたサンタは、どれも必ず赤みがかった毛皮で全身を包んでいたんだそうです。
この理由としては恐らく、シンタクロース祭で着る司教服の色が赤だったことが元になっているのではないか?と思います。
やがて、ナストのサンタクロースはたくさんの雑誌に掲載されるようになり、のちに画集として出版され有名になりました。
この出来事により、世間にサンタクロースの服は赤色というのが知れ渡るようになりました。
コカ・コーラがさらに赤服を定着させた
サンタクロースの服が赤色…というのをさらに世間に定着させたのがコカ・コーラと言われています。
1920年代後半当時、コカ・コーラは体に良くない、危険な飲み物という悪いイメージが定着していました。
そんなコカ・コーラは、子供や女性にも飲んでもらうためにも…という想いから、サンタクロースをイメージキャラクターとして採用したのです。
そのおかげかコカ・コーラは子供や女性にも人気を博し、サンタクロースの服は赤色…というのも定着するようになったのだとか!
まとめ
サンタクロースの語源が、ニコラスのオランダ語読みであるシンタクロースだった…というのは初耳でした!
そして今でもコカ・コーラのイメージキャラクターにサンタクロースが使われてるのが、サンタクロースの服の色を赤に定着させた元々の理由…というのも初めて知りました(^O^;)
それまではサンタクロースの服の色は赤…というのが既に世界的に定着していて、それに便乗してコカ・コーラがサンタクロースをイメージキャラクターとして採用したのかと思ったら、実際にはその逆だった…と思うと、企業が世間のイメージを定着させるのに一員買ってる…というのもうなずけますね!