色鉛筆が消しゴムで消しにくい理由って何??その理由を調べてみた!

 子供の頃、絵を描くのが好きだった自分はよくお絵かき帳などに絵を描いて時間を潰すことが多かった子でした。

その他にも、個人的に鉛筆でも字を書くと手の側面?に鉛筆の黒が移っちゃって汚いと思ってたので、時たま黒の色鉛筆で学校のノートを書いてたりしてたりも。

そんな時に思ってたのが、鉛筆はもし書くのを間違えた場合に消しゴムで擦ると消えるのに、色鉛筆だと消しゴムで擦ってもなかなか消えない…ということでした。

子供ながらに何故だろう?と思っていたこの現象。

そこで今回は色鉛筆が何故消しゴムで消えないのかについて調べてみました!

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そもそも鉛筆と色鉛筆の違いって??

 まず、鉛筆と色鉛筆は製造する上でどのように違うのでしょうか。

鉛筆について

 鉛筆は黒鉛という炭の仲間が原材料となっています。

この黒鉛を粉状にして、粘土と混ぜ合わせて高温の炉で熱することで鉛筆ができます。

色鉛筆について

 対して色鉛筆は
・顔料
・染料
・タルク(滑石)
・蝋
・ワックス
・合成のり

などを混ぜて乾燥させることでできます。

ちなみに、紙に色鉛筆で色を塗ると塗ったところにテカリが出たり、色鉛筆で塗ったところの上をさらに色鉛筆で塗ろうとすると色が乗らないのは、成分に含まれているワックスが原因なんだそうです。

鉛筆や色鉛筆で紙に文字や絵がかける理由とは??

 続いて、鉛筆や色鉛筆で紙に文字などが書けるメカニズムについてお話したいと思います。

鉛筆の場合

 鉛筆で紙に文字などを書くというのは紙の凹凸を黒鉛で埋めていくようなメカニズムなんだそうです。

そのため、紙の凹凸に埋まってる黒鉛を取ることができれば消すことができるということになります。

消しゴムは黒鉛が吸い付きやすいよう設計されているので、鉛筆で書いたところを擦ると紙に付着した黒鉛が吸い付き、消せる…ということになります。

ちなみに鉛筆で書いたところを水筆などでなぞると、髪の凹凸に埋まってるだけだった黒鉛が紙の凹凸に染み込むので消しゴムで消しにくくなるそうです。

色鉛筆の場合

 色鉛筆で紙に文字や絵をかく…というのは、紙の凹凸に色鉛筆の顔料などがワックスで染み込むように粘着することをいいます。

そのため紙の凹凸に黒鉛が埋まってるだけの鉛筆とは違い、消しゴムで消すことができない…という現象が生じます。

まとめ

 “鉛筆”と名称は同じでも、鉛筆と色鉛筆では製造過程から違っているんですね!

色鉛筆は紙の凹凸に顔料が染み込んでるために消しゴムで擦っても消えない…というのは納得のいく理由でした。

ちなみに今回調べていたら、近年ではワックスを使わずに製造された色鉛筆も発売されているということがわかりました!

この色鉛筆であれば消しゴムで消すことができるそうなので、色鉛筆を買う機会がありましたら、消しゴムで消せる色鉛筆を買ってみるのもよいかもしれませんね(・∀・)

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