日本の道路の大半がアスファルト舗装な理由とは?道路舗装の種類について調べてみた
日本の道路の大半はアスファルト舗装によって整備されています。
舗装の種類としてはアスファルト以外にもコンクリート舗装や、近年ではプラスチック舗装などもでてきました。
そこで今回は、なぜ日本ではアスファルト舗装が主流なのかについて、そしてアスファルト舗装以外の舗装方法の特徴などについてまとめてみたいと思います!
日本がアスファルト舗装を主流にしている理由とは?
日本でアスファルト舗装が主流な理由については以下が挙げられます。
- コンクリート舗装などと比べて工事後すぐに道路として使える
- 補修工事がしやすい
- 車の走行性が良い(静かで走りやすい)
- 排水性が良い(雨に強い)
- 重いものが通った時には変化して対応できる
雨が比較的多い日本において排水性が良いというのはとても都合がよいのです。
また、コンクリート舗装が工事後道路として使えるようになるまでに1週間はかかるのに対し、アスファルト舗装の場合は熱が覚めてしまえば使えるようになるといのもアスファルト舗装が多い理由になっています。
そのため高速道路などではアスファルト舗装を使用した場合でも補修工事は交通量が少ない深夜に行うことで翌朝には通常通り道路が使用できるようになる…という利点があります。
そしてアスファルトはコンクリートと比べて硬化してもある程度柔らかさを保っているため、重いトラックなどが通った時でもその重さに対して変化して耐えて割れにくいというのも特徴となっています!
コンクリート舗装の特徴とは??
続いて、アスファルト舗装以外の道路の舗装方法として挙げられるコンクリート舗装の特徴は以下が挙げられます。
- 頑丈のため補修工事の必要がそれほどない
- 長年使える
- わだち(道路のへこみ)になりにくい
コンクリート舗装の場合、アスファルト舗装と比べて頑丈なためチェーンタイヤを使用する必要がある雪国の道路や、空港の滑走路、そしてトンネルなどで使用されることが多いです。
重さ対しては変化して対応できるアスファルトでも、さすがにら飛行機の重さには対応できず、わだちができてしまいます…。
そのため滑走路の場合はわだちができないコンクリート舗装が使用されています。
またトンネル内部に関してはアスファルト舗装にしてしまうと補修工事が必要になってきて、工事中はトンネルが使えなくなってしまうので交通障害が起きてしまうという問題が出てきてしまいます。
そのようなことを防ぐためにトンネル内部ではコンクリート舗装が使われています。
今後に期待!?プラスチック舗装
そして、今後実用化に向けて計画が進んでいるのがプラスチック舗装です。
このプラスチック舗装はオランダの大手建設会社・フォルカ・ヴェッセルスが提案したもので、アスファルトと比べて軽量かつ3倍の耐久性を持つとされています。
また、工場にて先に部材を作っておくため、工事の時間も短縮できるとされています。
そして内部を空洞にできるのでケーブルやパイプなどを通すことが可能であり、なおかつ表面の硬さや水分の透過度なども調整可能なんだそうです。
今後は実用化に向けて実際に道路を作り、水に濡れた時の安全性などを研究していく予定とのことですが、このプラスチック舗装が実装されれば世界の道路事情がまた変わってきそうな気がしますね!
まとめ
以上がアスファルト舗装と他の舗装方法の特徴でした!
恥ずかしながら道路や滑走路は全てアスファルトで舗装されていると思っていたので、実際には用途にわけてアスファルトやコンクリートなどに舗装を変えているというのを知れました!
また、プラスチック舗装といった新しい舗装方法も研究中とのことなので、未来の道路事情がどんな風になるのか楽しみでもあります(^^)