知られざる歴史あり!?映画館でポップコーンが売られてる理由とは??
映画館で映画を観る時には、大抵の人がそのお供にとポップコーンを買って、上映中はポップコーンを食べながら映画を観る…という人も多いのではないでしょうか??
自分もその1人で、基本的には小腹が空いてたら映画を観る時にはポップコーンを買うことが多いのですが、ではいつ頃から映画館でポップコーンは売られるようになったのでしょうか。
そこで今回は映画館でポップコーンが売られるようになった歴史について調べてみました!
目次
ポップコーンの歴史について
そもそもポップコーンは1800年代半ばにアメリカで一大ブームを巻き起こしました。
その後、1885年にCharles Cretor氏がポップコーンを作る移動可能な機械を発明し、縁日やサーカス会場などでポップコーンは必ず売られるようになります。
しかし当時、実は映画館ではポップコーンは売られていなかったのです。
映画館でポップコーンが売られなかった理由とは
では何故、映画館でポップコーンは売られなかったのでしょうか。
1800年代後半の映画といえば無声映画であり、文字の読み書きができる教養のある人に向けたコンテンツでした。
そのため、館内にはカーペットが敷かれており、ゴミとなるものの持ち込みすら許されていなかったのです。
また、無声映画ゆえにポップコーンを食べる音が映画の視聴の妨げになる…という問題もありました。
映画が一般大衆の娯楽となった
そんな中、1927年に音声がついたトーキー映画が公開され、それ以降の映画はどんな人でも楽しめるコンテンツとなったのです。
また大恐慌時代とも重なっていたため、人々は気軽に楽しめるエンターテイメントとしても映画を観るようになり、映画を観ながらでも食べることができるポップコーンも欠かせないものとなったのです。
当時はポップコーンの持ち込みを許可するかしないかだけで売り上げが変わってくるほどのものでした。
ポップコーン売りが屋台で販売していた
なお、初期の映画館ではポップコーンマシンを備えていなかったので、映画館の外でポップコーン売りの人たちがポップコーンを販売していたようです。
映画を観にきた人はもちろん、映画館のそばをたまたま通りがかった人に向けてもポップコーンを販売することができたので、ポップコーン売りの人たちからしたら売り上げが倍になり、悪い話ではなかったとか。
その後、少しの手数料を払うだけで映画館のロビーでもポップコーンを販売できるようになり、映画館のロビーでもポップコーンを買えるようになりました。
映画館側が自らポップコーンを販売するようになった
やがて映画館側がポップコーン売りと手を切り、自らポップコーンマシンを導入してポップコーンを販売するようになったのです。
中には映画のチケット代を値下げし、ポップコーン目当てで映画を観にくる人を増やそうとした映画館もあったとか。
大恐慌時代だった当時、映画館側も大衆の求めるものに従うよう経営していく必要があった…ということだったようです。
まとめ
以上のような歴史を経て、現在でも映画館で映画を観る時のお供にはポップコーン、という風潮ができた…と考えると、映画館のポップコーンの話にしても深いんだなぁ、と改めて思いました(^-^)