新幹線に乗る時、「こだま」「ひかり」「のぞみ」という名前を見て、「何が違うんだろう?」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
同じ東海道新幹線なのに種類が分かれており、停車駅や所要時間も違っています。
また、「なぜこういう名前になったの?」と気になる人もいるかもしれません。
今回は、新幹線の歴史とあわせて、「こだま」「ひかり」「のぞみ」の違いについてわかりやすくまとめていきます。
目次
そもそも新幹線とは?
新幹線は、日本で誕生した高速鉄道です。
1964年、東京オリンピック開催の年に「東海道新幹線」が開業しました。
東京〜大阪間を高速で移動できる画期的な鉄道として、世界的にも大きな注目を集めました。
当時は「夢の超特急」と呼ばれ、日本の高度経済成長を象徴する存在でもありました。
最初は「こだま」と「ひかり」だけだった
東海道新幹線が開業した当初、列車の種類は「こだま」と「ひかり」の2種類でした。
こだま
「こだま」は各駅停車タイプの新幹線です。
停車駅が多いため時間はかかりますが、各地域を細かく結ぶ役割を持っていました。
ひかり
「ひかり」は主要駅のみ停車する速達タイプです。
東京〜新大阪間を短時間で結ぶ列車として登場しました。
開業当時は、「ひかり」が最速列車として大きな話題になりました。
なぜ「こだま」と「ひかり」という名前なの?
実はこの名前には、「速さ」や「未来感」をイメージさせる意味が込められていました。
こだまの由来
「こだま」は、山びこの“木霊(こだま)”が由来と言われています。
戦前には在来線特急にも「こだま」という名前が使われていました。
親しみやすく、日本語らしい響きも理由のひとつだったようです。
ひかりの由来
「ひかり」は、光の速さや未来感をイメージさせる名前として採用されました。
高度経済成長期の日本らしい、「明るい未来」を感じさせるネーミングだったとも言われています。
「のぞみ」は後から登場した
現在では最も有名とも言える「のぞみ」ですが、実は後から追加された列車です。
1992年に登場
「のぞみ」は1992年に登場しました。
山陽新幹線との直通強化や、さらに速い移動需要に対応するために誕生した列車です。
停車駅をさらに減らし、「ひかり」より速い最速達列車として運行されるようになりました。
なぜ“のぞみ”という名前?
「のぞみ」は、「希望」や「未来への願い」をイメージした名前と言われています。
新幹線のさらなる高速化や、新時代への期待感も込められていたようです。
現在の「こだま」「ひかり」「のぞみ」の違い
のぞみ
停車駅が最も少なく、東京〜新大阪間を最短で結ぶ列車です。
出張や長距離移動で利用する人が多く、新幹線利用者の中心的存在になっています。
ひかり
「のぞみ」より停車駅が多いものの、比較的速いタイプです。
一部の駅にも停車するため、バランス型の列車とも言えます。
こだま
各駅停車タイプで、地域輸送の役割を担っています。
時間はかかりますが、自由席が空いていることも比較的多く、ゆったり移動したい人に利用されることもあります。
新幹線は日本の象徴的存在になった
新幹線は、単なる交通機関を超えて「日本の技術力の象徴」とも言われています。
開業以来、大きな事故が極めて少ない安全性の高さも世界的に評価されています。
また、海外でも日本式新幹線システムが注目されるなど、日本を代表する鉄道技術のひとつとなっています。
まとめ
新幹線の「こだま」「ひかり」「のぞみ」は、それぞれ停車駅や速さの違いによって分かれています。
もともとは「こだま」と「ひかり」から始まり、その後さらに高速化需要に対応する形で「のぞみ」が誕生しました。
また、それぞれの名前にも「未来」や「速さ」をイメージした意味が込められています。
普段何気なく利用している新幹線にも、実は日本の歴史や時代背景が深く関わっているのかもしれません。





