甘くておやつにも人気な「ドーナツ」。
最近では専門店も増え、ふわふわ系やもちもち系など、さまざまな種類がありますよね。
そんなドーナツを見ていると、ふと疑問に思うことがあります。
「なぜ真ん中に穴が空いているの?」
実はあの穴には、見た目だけではない“ちゃんとした理由”があるのです。
今回は、ドーナツの穴の秘密や歴史、さらには穴なしドーナツとの違いなどについて詳しくまとめていきます(´∀`)
目次
ドーナツの起源とは?
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ドーナツのルーツは、17世紀ごろにオランダからアメリカへ渡った「オリーボーレン」という揚げ菓子だと言われています。
これは小麦粉を丸くまとめて油で揚げたお菓子で、現在のドーナツにかなり近い存在でした。
ただし、この頃のドーナツにはまだ“穴”はありませんでした。
丸い生地をそのまま揚げていたため、見た目としてはボール状だったのです。
しかし、この形にはある大きな問題がありました。
穴が空けられた理由とは?
ドーナツに穴が空けられるようになった最大の理由は、「中心までしっかり火を通すため」だと言われています。
当時のドーナツは外側ばかりが先に揚がってしまい、中が生焼けになることが多かったそうです。
特に厚みのある生地だと、外はこんがりしていても、中だけベチャッとしてしまうことがありました。
そこで考えられたのが、“真ん中をくり抜く”という方法です。
穴を空けることで油に触れる面積が増え、均等に火が通るようになったのです。
- 中心部分まで熱が伝わりやすくなる
- 揚げ時間を短縮できる
- 外側だけ焦げる失敗を防げる
- 食感が均一になる
つまり、ドーナツの穴は「おしゃれなデザイン」ではなく、調理上の工夫だったというわけですね(´∀`)
“穴あきドーナツ”を広めた人物
ドーナツの穴について有名な逸話として、19世紀のアメリカ人船乗り「ハンソン・グレゴリー」の話があります。
彼は当時、中心が生焼けのドーナツに不満を持っていたそうです。
そこで1850年代頃、ドーナツの真ん中をくり抜く方法を考案したと言われています。
諸説ありますが、
- コショウ入れで穴を開けた
- 船の舵に刺して食べやすくした
- ナイフで中央を切り取った
など、さまざまなエピソードが残っています。
真偽は不明な部分もありますが、「穴を空けることでおいしくなった」という点は共通しています。
穴の部分はどうなっているの?
「くり抜いた真ん中は捨てているの?」
と思う人もいるかもしれません。
実は、あの部分もちゃんと活用されています。
現在では「ドーナツホール」と呼ばれ、小さな丸いドーナツとして販売されることも多いです。
海外では特に人気があり、一口サイズのお菓子として親しまれています。
日本でも、ひとくちドーナツ系の商品として見かけますよね。
穴のないドーナツも存在する
もちろん、すべてのドーナツに穴が空いているわけではありません。
たとえば、
- あんドーナツ
- クリーム入りドーナツ
- マラサダ
- ボールドーナツ
などは、穴のないタイプとして有名です。
特に中にクリームや餡を入れる場合は、穴がない方が都合が良いため、この形が定着しています。
また、最近では“映える見た目”を重視した四角形や動物型ドーナツなども増えてきました。
実は「食べやすさ」にも関係していた?
ドーナツの穴には、食べやすさという面でのメリットもあります。
穴があることで、
- 手で持ちやすい
- 均等にかじりやすい
- 割れにくい
- 油っぽさを感じにくい
といった特徴があります。
また、見た目としても特徴的なので、「ドーナツらしさ」を演出する重要な要素にもなっています。
あの独特なリング型を見るだけで、ドーナツを思い浮かべる人も多いですよね。
まとめ
ドーナツの真ん中に穴が空いている理由は、主に「中心までしっかり火を通すため」でした。
昔のドーナツは中が生焼けになりやすく、その問題を解決するために穴が考案されたのです。
さらに現在では、
- 食感を均一にする
- 揚げやすくする
- 持ちやすくする
- 見た目の特徴になる
など、多くのメリットを持つ形として定着しています。
普段何気なく食べているドーナツですが、あの穴には長い歴史と工夫が詰まっていたんですね(´∀`)





