『プレデター』シリーズに登場するプレデターの特徴や生態についてまとめてみた

 『プレデター』といえば、1987年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演のSF映画として公開され、近年でもプレデターが登場する作品はいくつも作られています。

そこで今回はそんなプレデターについて調べてみたので紹介したいと思います!

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プレデターの概要

 プレデターは宇宙の様々な惑星を渡り歩き、その惑星に生息する特に攻撃力(兵器力)に富み危険性の高い動物を狩猟することを重要な民族的文化としている人型知的生命体です。

作中で“プレデター”という名称では呼ばれておらず、“ヤツ”や“アイツ”などとしか作中の登場人物たちには呼ばれていませんでしたが、2018年公開の『ザ・プレデター』でついに“プレデター”という呼称が作中でも出てきました。

プレデターの母星は?

 ちなみにプレデターの母星や原住惑星は謎に包まれており、『AVP2』でプレデターが住む高温の惑星が登場してはいますが、原住惑星であるかは不明だそうです。

また、プレデターという種族自体が母星を持たず、狩りをしながら宇宙を放浪する種族であるという説もあるとか。

そして、その強靭な肉体と特異な視覚から、重力が強く日光がきわめて少ない、あるいはまったく存在しない暗闇の環境で進化したのではないかと考えられています。

性別について

 映像作品で女性のプレデターが登場したことはありませんが、『AVP2』の設定集によれば女性のプレデターも存在はしているそうです。

女性のプレデターは狩りには出ず、身長は男性のプレデターよりやや大きいとされています。

身体的特徴

 頭部における顕著な特徴の1つに、口の部分が挙げられています。

顔の下半分には2対4本の爪状口器が正面から見て四角形を描くように配置されており、これは節足動物の大顎のようにそれぞれ独立して動かすことができるそうです。

4本すべてを大きく開くと、その内側に地球人と同様の上下に開く顎(正確には歯と歯茎)が剥き出される、という二重構造になっており、その動きはカニなどの甲殻類と似ています。

眉に当たる部分には棘状のものが生えており、眼窩が大きく、それとは裏腹に目は小さいという特徴があります。

頭部の側面から後頭部にかけては黒色で先細りの管が数十本生えており、ドレッドヘアーのようにも見えます。

年齢を重ねると、顔面部の棘状物や外顎の牙の本数が増えていくようです。

体表には爬虫類や水棲生物、昆虫類を連想させる模様や鱗が見受けられます。

体色も黄土や茶、緑、黒など爬虫類に近い色が多いようです。

血液は昼でも強い蛍光を発する緑色で、その理由は基礎代謝に酸素を必要としないためにヘモグロビンを持たないうえ、外敵による攻撃を防御するために胆汁のような成分を含むのではないかと考えられています。

細胞構造は地球人に近く、炭素を基本とした生命体だそうです。

また、入浴の習慣は持っていないらしく、作中では非常に体臭が強いと言われていました。

身体能力

 膂力、脚力、耐久力など、全てにおいて地球人類より遥かに高い水準にあります。

腕力

  • 人間を片手で掴み上げ投げ飛ばす
  • 獲物の脊椎を道具を使わずに引き抜く
  • 壁面に指を突き立ててよじ登る

などからもわかるように強力な腕力を持っています。

脚力

  • ジャングルの中であるにも拘わらず自動小銃による銃撃を掻い潜り獲物の至近距離に急接近して仕留め得る走力
  • 素脚で樹上まで到達するほどの跳躍力
  • 樹木から樹木、または高層ビルから高層ビルへと跳び回っての移動
  • 高所から落下しても無事に着地が可能

などの特徴からわかるように極めて強力であるとされています。

耐久力

 耐久力に関しては、攻撃されれば血を流しダメージを受けますが、個体差はあれど近距離から撃たれた拳銃弾数発や木材での打撃程度では致命傷にはならないようです。

視覚

 視覚については、赤外線を視覚化するという特異な視覚を持っていることが劇中で描写されています。

また、赤外線を反射しない物(石やガラスなどの障害物)につまづかず活動できることから、プレデターは複数の視覚も持ち合わせているようです。

しかし、全身に泥を纏って赤外線を遮断している人間や、炎が燃えている状況などでは獲物を視認し辛くなるという弱点があり、マスクの視覚化機能によって補っています

聴覚

 聴覚も鋭く、獲物の心音を聴き取ることができるようです。

習性について

狩猟

 狩猟を最重要視する文化を持ち、技の熟練と勝利と名誉をかけて狩りに臨みます。

また、高度な科学技術を持つにも関わらず驚異的な身体能力を活かしての白兵戦を好むという特徴があります。

戦場が放つ熱気に引き寄せられて出現する傾向があり、これは彼らが銃器を持った危険な獲物を仕留めることにより大きな意義を感じていることと、故郷の生息環境が高温であることによるらしいです。

 “名誉なき者は一族にあらず。そして名誉のために戦わぬ者に名誉はない。”という信条のもとプレデターは狩りをしているそうです。

狩りの成功こそが最高の名誉であり、狩りの中で戦死することはそれに次ぐ名誉とされています。

その他にも以下の掟が劇中などで確認できます。

  • 弱い獲物(武器を持たない者、女子供や年老いた者、癌などの致命的な病気を患っている者)は基本的に狩らない
    • しかし、武器を所持していたり戦闘意欲を持っていれば、本来は除外されるべき弱者でも狩りの対象になる。
  • 勇敢な戦い手を賞賛し、性別に関係無く敬意を表する
  • 人への通過儀礼としてエイリアンと闘う儀式を行なう
  • 敗北した場合は自爆する
  • 戦場では助け合わない
  • 敵に捕まっても傀儡となってはならない

まとめ

 以上がプレデターに関する簡単なまとめでした!

劇中でも暑いところで狩りをするような描写がありましたが、母星らしきところが高温の惑星だったことから…と思うと深いな、と思いました!

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